自宅でワインの保存をする最適な場所
2017/11/02
ワイン好きにとってワインを集めることは、飲むことと同じくらい楽しいことだと思います。
また、セット販売などお得なまとめ買いをしている方も多いのではないでしょうか。
ワイン好きの方の中にはワインセラーを完備していて、ワインにとって良い環境を作っている方も多いと思います。
しかし、なかなかそこまでできるものではありません。
私もそうですが、ワインセラーをわざわざ購入せずにワインを保管しておきたい。
ワインをできるだけ劣化させずに保存しておきたい。
そこでワインを保存しておくのに自宅で最適な場所とはどこなのでしょうか。
ワインの適切な保存環境とは
ワインにとって良い環境は、年間を通して温度が12度〜16度程度で、湿度は60%〜70%、直射日光や蛍光灯の光が当たらない場所、振動がない事、異臭がしない場所などがあげられます。
振動がある場所ではボトル内のワインに対流が生じ熟成に影響が出ます。
また、匂いの強い場所にワインを保管するとコルク栓から外部の匂いを吸収し、ワインに香りが移ってしまう恐れがあります。
高すぎる温度で保管すると熟成が進みすぎてしまい味のバランスが崩れます。
低すぎる温度だと酒石酸などが結晶化してしまいます。
これらの事を考えるとワインセラーで保存する以外に家庭内にはそんな環境はもちろんありません。
家庭でワインを保管する場所は
皆さんはどこでワインを保管していますか?自分で飲むのであれば野菜室で保存しているという方が多いのではないでしょうか。
家庭でのワインの保存は野菜室が望ましいと思います。
野菜室は冷蔵庫と比べて、温度・湿度ともに高めに設定されており約7〜10°Cとなっています。
湿度は機種によって差があり、高湿度機能を備えた野菜室は60%〜90%くらいになりますが、そうでないものは20%〜50%です。
このように機種によっても違いがあります。温度は少し低いですが、保存するには問題ありません。
また、湿度も50%以上あれば問題ありません。野菜室で保存する場合に一番気をつけなければいけないのは振動です。
開け閉めの回数やある程度は振動があります。
振動によりワインが空気に触れ酸化は多少しますが、1年程度の保管であれば劣化したと感じる事なくワインを飲めます。
野菜室がいっぱいで保管できないという方は家の中で温度変化が一番少ない押入れや床下収納庫で保管すれば1年くらいは問題ないでしょう。