イタリアワインの主要ブドウ品種5種
2017/11/02
イタリアには様々な土着品種が栽培されています。
その土地その土地にあった品種が植わっており数千種類もあると言われています。
以下では主要な品種5種類をご紹介していきます。
ネッビオーロ(黒ブドウ)
イタリア北部のピエモンテ州などで栽培されるブドウでワインの王様、バローロに使われる品種で長期熟成に耐えうる赤ワインの原料になります。
晩熟のブドウで渋みが強く酸味もアルコール度数も上がるためインパクトの強いワインに仕上がります。
バルベーラ(黒ブドウ)
イタリア北部のピエモンテ州を中心に栽培されているブドウ品種で黒ブドウではイタリアで栽培面積が2位と需要の高いブドウ品種です。
果実味を強く感じるワインが多く黒い果実の香りと程よく酸味のあるワインが出来上がります。
渋みは穏やかで飲み口は柔らかくワインを飲み慣れない方でも飲みやすいワインが多くあります。
バルベーラ ダルバやバルベーラ ダスティが有名です。
サンジョヴェーゼ(黒ブドウ)
トスカーナ州を中心としたイタリア中部で非常に大きい面積で栽培されるブドウ品種です。
イタリア最大の栽培面積を誇ります。
果実味酸味のバランスがとてもよく渋みも程よくあり大変人気のあるブドウ品種です。
キャンティ クラシコやブルネッロ ディ モンタルチーノといった伝統的なワインに使われているブドウ品種です。
サンジョヴェーゼには亜種がありサンジョヴェーゼ グロッソと呼ばれています。
このサンジョヴェーゼ グロッソは高級ワインに使われることが多いです。
トレッビアーノ(白ブドウ)
イタリア中部で主に生産されているブドウ品種です。
トレッビアーノ100%で作られるワインもありますが、ブレンドされて使われることもあります。
その理由は香りに特徴的なものがなく、酸味はのりやすい品種で温暖なイタリアでは酸味のあるブドウ品種は重宝されます。
フランスではユニブランと呼ばれています。
サンジョヴェーゼに次ぐ第2位の栽培面積を持ちます。
トレッビアーノ ダブルッツォが有名です。
モスカートビアンコ(白ブドウ)
イタリア北部で広く栽培されている白ブドウ品種でモスカートというだけあり、マスカットの香りを強く感じます。
女性には大変人気のあるブドウ品種でとても華やかでフルーティな香りが特長的です。
ピエモンテ州のアスティが有名です。