ワイン生産者がワインを作る上で異なったぶどう品種をブレンドする理由

      2017/11/02

赤ワインや白ワイン、シャンパーニュなどは異なるぶどう品種をブレンドすることによって、ワインの品質を高めているものが数多くあります。







また、ブレンドには異なる畑や区画のブレンド、シャンパーニュのように異なる収穫年のワインのブレンドなど様々な手法がありますが、異なるぶどう品種のブレンドや異なるワインのブレンド、異なる畑や区画のぶどうをブレンドする目的は、風味のバランスの調整、複雑性の向上とリスクヘッジなどがあげられます。

風味のバランスの調整や複雑性の向上については異なるぶどう品種のブレンドがわかりやすく、例えば、ボルドー地方では、カベルネ・ソーヴィニヨンにメルロやカベルネ・フランといった品種をブレンドしますが、カベルネ・ソーヴィニヨンがワインに渋みや酸味といった骨格を与え、メルロがアルコール度数とふくよかな果実味を与え、カベルネ・フランが華やかな香りを与えるとよく言われます。

また、スパークリングワインにおいて、熟成した過去の収穫年のワインをブレンドすることによって味わいに深みを持たせたり、毎年、一定の味わいを保ち品質を維持しています。

リスクヘッジについても品種のブレンドがわかりやすく、ボルドー地方の3品種は生育サイクルが異なっており、収穫時期に少しズレがあります。

一番早く収穫時期が来るのがメルロで、そのあとがカベルネ・フラン、最後にカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫時期がきます。

例えば、メルロの収穫時期が9月10日として、カベルネ・フランが9月の20日、カベルネ・ソーヴィニヨンが9月の30日だとすると、ボルドー地方はぶどうの収穫時期の秋頃に雨が降り始め、雨が降るとぶどうの樹が水を吸い上げ果実に水分がいき、品質の低下に繋がります。

仮に9月の27日に雨が降ったとすると、生産者は雨の前に収穫の終わっているメルロやカベルネ・フランのブレンドの比率をその年は高くして、ワインの品質の低下を防ごうとします。

このようなリスクヘッジは畑や区画別のブレンドでも同じことが言えます。

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