ぶどう樹の樹齢とワインの関係(ヴィエイユ・ヴィーニュ、古木)
2017/04/07
古木からできたぶどうを使ったワインです。高樹齢のぶどうの木で収穫されました。など、ワインを購入するときにワインアドバイザーなどが説明している高樹齢や古木のメリットはなんなのか。
ぶどうの樹の寿命は一般的に50年や60年程度と言われています。
ぶどうの樹は植えられてから20年ほどたつと枝葉を伸ばそうとする勢い(樹勢)が落ち着き、果実の収穫量も減少していきます。
これはワインの品質を上げるためにはプラスに働きます。
一般的に言われていることは、樹勢は低いほど果実品質は良くなり、樹齢の高いぶどうの樹は深く根を張っているので水分供給や栄養分を地中深くから得ることができ品質上プラスに働くと言われています。
高品質のワインを生産者しようとする造り手は高樹齢の樹を守ろうとします。
イタリアやスペインで樹齢100年の樹から収穫されたや、シチリアに樹齢150年の樹がまだあるなど、ワインを語ると樹齢の話がよく出てきます。
たまに、ワインのラベルを見ているとヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieilles Vignes)、オールド・ヴァインズ(Old Vines)などと書かれたラベルを見かけます。
ともに、古木という意味ですが、この古木を名乗るために法規制があるわけではなく、生産者が独自にラベルに記載している。
主に樹齢30年を超えたものを古木ということが多いです。