ワインはどれくらい保存できるのか、また自宅でのワインの保管方法
2017/04/03
沈没船からワインが見つかったとニュースで目にした方も多いのではないだろうか。
私が耳にしたのは、フィンランド沖のバルト海に沈んだ船から
19世紀のシャンパン168本が見つかったというものだった。
このシャンパンを調べた結果、当時の製造方法などが明らかになった。
当時のシャンパンは現在のものに比べて非常に甘かったことがわかった。
ワインの保存、熟成に大切な要素
まず大切なものは糖質で、甘みが強いワインほど長期熟成に向くとされている。
糖分が水分と結びつき結合水ができることで、
酵素が溶けにくくなり酸化防止になる。アイスワインや貴腐ワインは数十年保存熟成可能と言われている。
その他にアルコール度数や酸度、タンニンの量が多いほど保存がきく。
自宅でワインの保管
自宅でのワインの保管はどのようにすればいいのか。
ワインにストレスを与える要因は、微振動や高温、太陽光で、これらを意識すれば良い。
振動のない冷暗所に保管すればどんな早飲みワインでも1年程度は保管できる。
しかし、高級ワインはできるだけセラーで保管していただきたい。
抜栓後ワインは何日くらい美味しく飲める⁉︎
開けてしまったワインを1日で飲みきってしまうことができない。
酸化させないための保管方法は⁉︎飲食店などの業務店では2日から3日以内で消費するようにしている。
ですが一般家庭で1日や2日で消費するのはなかなか難しい。
2日3日で飲みきれるようであれば冷蔵庫にそのまま保存してもらっても問題ない。
酸化し酸っぱくなる美味しくなくなってしまうので、酸化させずにしたい。
そのために今、通販などでヴァキュヴァンというボトルから空気を抜く道具が売られている。
また、空気に触れさせなければいいので、空気に触れる面積が小さくなるよう、容器に移し替えるというのも一つの方法だ。